歌の勉強の壁

壁がある、その壁は、自分の心⁉️

認知症の義母を介護をしていた。初めてのコンサートに出演前に、義母が、入院した。仕事をして、夜、義母の付き添いをしていた。イタリア語の歌詞を忘れては、と思い、病室で、ぶつぶつ、唱えていた。朝が、明けると、看護師さんに頼み、ドレスを持ち、会場に行った。

有料介護施設に入っても、数年、入院、病院、など、一人で、介護した。

寝ずに、練習出来ず、リハーサルに何度も行った。病院のコインランドリーを回しなが、歌の練習を少しでも、やったこともある。こんな調子で、満足に歌えるわけもないし、何年か過ぎた。苦しかったけれど、壁を登ろうとしては、何度も滑っていった。でも、天に召された義母から教えられたこともたくさんある。

 

次の壁もやってきた。色々な友人たちから、色々言われた事だ。

父が、入院して亡くなった時、友人の一言に傷ついた。練習していない事を先生が言われていたことを指摘した。彼女に何を言われても、父の命が、消えようとしていた時に、自分の心を平静には、保つことは、出来なかった。

 

最後の壁は、ことばの壁。

学生の時も、個人レッスンの先生に、発声よし、声よし、ことばどうにかしろ、と。日本語にするか?と脅された。

今も変わらなかったなぁ。ブランク以上に、言葉の壁は、大きい!

 

すべて、自分の心の壁にちがいないと思う。辛抱強く取り組めるのが、私の良いところ。今の先生も、辛抱強く教えて頂いている。もしかしたら、先生の方が、辛抱強い??

こんなに、私が、壁を打ち破り、歌えるようになるのか?それとも、あきらめてしまうのか?

壁は、もっと、もっと続き、大きくなって来たと感じるこの頃だ。